北海道千歳市の外国人のVISA(ビザ)・在留手続きのコンサルタント、
行政書士わいずみともみ事務所 /
WAIZUMI Immigration Consulting Office
の和泉知美です☺
前回のコラムに書きましたが、外国人が、競走馬の調教騎乗員として日本で就労するためには「技能」という在留資格が必要です。
「技能」の在留資格に該当するのは、
「本邦の公私の機関との契約に基づいて行う産業上の特殊な分野に属する熟練した技能を要する業務に従事する活動」
と規定されています。
「産業上の特殊な分野」としては、
①外国に特有の産業分野
②外国の技能レベルが我が国より高い産業分野
③我が国において従事する熟練技能労働者が少数しか存在しない産業分野等が考えられます。
また、「熟練した技能を要する」とは、個人が自己の経験の集積によって有することとなった熟練の域にある技能を必要とする、という意味です。
この「熟練した技能を要する」ことの証明として、外国人の過去~現在の雇用先からの、最低でも10年分の在職証明書が大変重要となるのです。
10年以上の実務経験、の要件は絶対なので、一ヶ月でも足りていないと申請をすることはできません。
万が一足りていない場合は、10年を超すまで待つしかありません。。
そして、外国人の雇用先から提出してもらう在職証明書に関しては、レターヘッド付きのものが必要です。
レターヘッドとは?
レターヘッドとはなんぞや?と思った方も多いことでしょう。
私もこの仕事を始めるまでは知りませんでした。。
レターヘッドとは、レター(文書)の上部に企業などの住所や名前、ロゴマークが印刷されている社用便箋のことをいいます。
Wikipediaによると・・・
日本国内では、文書に捺された印影が、その文書が公式の、真正なものであることを表す役割を担ってきたが、諸外国では、レターヘッドがその役割を果たしている。署名や捺印があっても、レターヘッドがないと正式な文書として受け取ってもらえない場合もある。
ということなので、
外国からの在職証明書にレターヘッドがない場合は、レターヘッド付きのものに変えるように依頼したほうがいいです。
レターヘッドがついていれば、その在職先が発行した正式な文書と推定されるんですね。
さて、外国でジョッキーや騎乗員をしていた方の雇用先からのレターヘッドは、馬の絵がついていたり、カラフルだったりで、日本では馴染みがないものだけに、見ていて楽しいものです。
たいていのレターヘッドには、その在職先の住所、電話番号、メールアドレス等が入っていますが、入っていない場合は、在職証明書のどこかにそれらを記載してもらわなければなりません。
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